ストレスとニキビの関係
現代人は人間関係や仕事関係など、さまざまなストレスを抱えて生活しています。
強いストレスを慢性的に感じ続けると、生体機能のあらゆるところに異常が発生するといわれていますが、ニキビの発生もそのうちのひとつです。
なぜストレスがニキビの発生要因となるのでしょうか。
・肌のターンオーバー機能の低下
肌は新陳代謝によって常に古い角質から新しい角質へと生まれ変わっています。
しかし、強いストレスによって体全体が緊張状態となり、血行が悪くなると、新陳代謝に必要な栄養がうまく回らなくなり、肌のターンオーバー機能も衰えます。
結果、古い角質がいつまでもこびりついてはがれなくなり、硬化して毛穴にふたをしてしまいます。
閉じた毛穴の下では、体外に出られなくなった皮脂がつまっていき、炎症や化膿を起こしてひどいニキビへと発展します。
・ホルモンの乱れ
人は強いストレスを感じると、そのストレスに対抗するため、無意識に副腎皮質ホルモンと呼ばれる物質を分泌します。
この副腎皮質ホルモンと同時に分泌されるのが男性ホルモンです。
男性ホルモンが分泌されると、それを分解しようとする力が働き、皮脂腺が刺激されます。刺激を受けた皮脂腺からは大量の皮脂が分泌され、過剰分が毛穴をつまらせてニキビを発生させてしまいます。
男性ホルモンは男性だけでなく女性にも存在する性ホルモンなので、ストレスを受けると、男女関係なくニキビができやすい状態になってしまうのです。
生活習慣とニキビの関係
生活習慣は肌の健康に大きな影響を与えます。
特にニキビの発生原因は生活習慣に由来しているものが多く、不摂生がニキビの原因という人は非常に多くなっています。
その中でも、特にニキビの原因になる生活習慣には、以下のようなものが挙げられます。
食生活
1日3度の食生活は人間の身体の基本を作ります。
脂分や糖分の多い食事ばかりを摂ると、皮脂の分泌量が多くなり、常に肌がギトギトベタベタするようになります。
皮脂の過剰分泌はニキビの大きな原因となりますので、ナッツ類やチョコレートなど、脂分や糖分を多く含む食品の摂り過ぎは要注意です。
睡眠不足
睡眠不足はお肌の天敵とよく言われます。
睡眠中は髪や肌を作る成長ホルモンの分泌が1日で最も盛んな時間帯です。
そのため、夜更かしをしていると、肌の代謝が行われず、古い角質がはがれなくなり、毛穴をつまらせる原因となります。
喫煙
タバコを吸うと、タバコに含まれているニコチンが一時的に血管を収縮させ、血行を悪化させます。
そのため、喫煙の習慣がある人は慢性的な血行不良状態となり、栄養分が行き渡らず、ニキビや肌荒れを起こしやすくなります。
さらに、皮脂を酸化させる活性酸素の生成を促進したり、ターンオーバーに必要なビタミンCを大量に消耗させたりします。
ストレスを解消し、生活習慣を改める
ニキビの原因の大半はストレスや生活習慣にあります。
特に大人ニキビはこの2つが原因であるものが多いため、ストレスの解消と生活習慣の改善だけで治ってしまうケースもあります。
ストレスをためすぎず、適度に発散させることは、肌の調子だけでなく、メンタル面にも良い影響を与えるので、自分なりの解消方法を見つけておくとよいでしょう。
また、生活習慣についても、食事のバランスを考え、睡眠をたっぷり取り、禁煙を心がけるなど、改善の余地はたくさんあります。
ニキビは生活の乱れによる身体からのサインと考え、ライフスタイルの見直しを行うことをおすすめします。