ニキビの段階
ニキビと一言にいっても、その原因が発生してからニキビになるまで、いくつかの段階にわかれています。
ここでは、正常な状態の肌から、ニキビができるまでの流れを、順を追って説明していきます。
1.正常な肌の状態
人間の皮膚は、大きくわけると表皮・真皮・皮下組織の3つの層に分類されます。
このうち、表皮は私たちが普段「肌」と読んでいる部位で、さらに4つの層にわかれています。
一番外側の層は「角質層」と呼ばれ、この部分は常に新陳代謝を繰り返し、古い角質から新しい角質へと生まれ変わります。
不要になった古い角質は、アカやフケなどの「汚れ」として毎日の洗顔で洗い流されます。
2.ニキビの出来はじめ
不十分な洗顔や、睡眠不足などで代謝機能が衰えると、古い角質がはがれ落ちず、そのまま表皮に残留してしまいます。
はがれなかった古い角質は、やがて硬くなって毛穴をふさぎます。
毛穴からは、皮膚にうるおいを与え、外部の細菌や刺激から肌を守る皮脂が分泌されています。
しかし、毛穴がふさがれてしまうと、皮脂が体外に排出されず、毛穴の中にどんどん詰まっていきます。
これがニキビの出来はじめです。
3.ニキビの初期症状
毛穴に詰まった皮脂が除去されず、そのまま放置されると、やがてニキビの初期症状であるコメドが発生します。
コメドの段階ではまだ炎症は発生していないため、この時点で正しいケアを行うことが早期治療につながります。
コメドには白ニキビと黒ニキビの2種類があります。
4.ニキビの中期症状
コメドをさらに放置しておくと、詰まった皮脂の中にアクネ菌やブドウ球菌が繁殖します。
これらが増えると皮膚に炎症が起こり、ニキビが赤く腫れてきます(『赤ニキビ』を参照)。
また、古い角質にふさがれていた毛穴が皮脂によって押し出され、中央に白い芯のようなものが見えはじめます。
5.ニキビの末期症状
中期症状からさらに悪化すると、赤ニキビの中の皮脂が膿を持つようになります。
皮脂と膿はやがて毛包と皮脂腺を破り、表皮の下の真皮層や皮下組織にまでダメージを与えはじめます。
また、毛穴の周囲にまで影響が出始め、毛穴以外の場所も大きく盛り上がり、芯のないニキビとなります。
真皮層や皮下組織まで傷つくと、高確率でニキビ跡ができます。
6.ニキビ跡
真皮層や皮下組織が傷つくと、その部位がクレーターのようにへこんでしまい、肌の表面が凸凹になってしまいます。
これがニキビ跡と呼ばれるもので、こうなってしまうときれいに治すのは非常に困難となります。
クレーターの他にも、皮膚が盛り上がったり、色素が沈着して赤みや黒ずみが残ってしまう場合があります。
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